アーユルヴェーダとは
インド発祥の伝統医学アーユルヴェーダ
世界三大伝統医学のうちの1つ
(アーユルヴェーダ・中医学・ユナニ医学)
約5000年前には既にアーユルヴェーダは治病医学\予防医学として八分野に体系化され、
世界最古の医学ともされています。
1、内科(Kayachikitsa)
2、耳鼻咽喉科(Shalakya Tantra)
3、毒物学科(Agada Tantra)
4、小児・婦人科(Kaumara bhritya)
5、外科(Shalya Tantra)
6、精神科(Bhoota Vidya)
7、強精法科(Vajikarana)
8、強壮法科(Rasayana)
生命誕生とともに持つ生きる知恵であり
生命科学・寿命科学とも呼ばれます。
病の原因を知るという考えは、現代医学においていまだに未知のものが多いですが、
病の原因を知ることはアーユルヴェーダにおいては主な目的となっています。
発病には6つの段階があり、(増加・乱れ・氾濫・移転・発病・慢性化)
現代の診断は病の5もしくは6番目の段階でのみ病気を発見出来ませんが、
アーユルヴェーダでは、より洞察的な診断方法で病がまだ未病の段階で取り除くことをします。
健康は、生理学的エネルギーのバランスによるものと考えられ、
病はこのエネルギーの不均衡からなると考えられます。
自然界の秩序を守り、命あるモノ全てに存在するとされる
「五大元素(空・風・火・水・地)」を
さらに3つに集約した
「トリ・ドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)」
のバランスの均衡・不均衡のより
健康、体調不調・病気になるという考えのもと
お一人お一人が、より良く豊かに生きるため
アーユルヴェーダ理論に基づき、お伝えしております。
ドーシャ
トリ・ドーシャ理論とは・・・
トリ=3つ、ドーシャ=「病素」「悪化させるもの」「汚染するもの」と訳されます。
人間の身体には軸となる3種類の生理機能があるとし
ヴァータ<空・風>
ピッタ<火・水>
カパ<水・土>
3つが正常に機能している状態→健康
異常になった状態→病気
であるといいます。
アーユルヴェーダでは、病気と健康は相反するものではなく、同じライン上にあります。つまり、ドーシャが身体を健康にしたり病気にしたりするのです。
ヴァータ・ドーシャの役割
●乾性・軽性・冷性・移動性・粗性
●あらゆる運動を引き起こす生命エネルギー(変動)
●意欲、呼吸、血液循環、栄養運搬、手足や体のあらゆる動き
衝動、老廃物の排出などを行っている生理機能。
●神経系や情報の伝達、感覚器官や正常な代謝のコントロール
体組織の役割がよくできるようにコントロールすることで全て
の動きを司る
ピッタ・ドーシャの役割
●軽性・温性・微油性、鋭性・流動性
●熱のエネルギー変換を引き起こす生命エネルギー(変換)
●身体に空気や食物を取り入れたり出したりするものはヴァータ
の働きだが、入るものと出ていくものは別物に変換されている
この変換のエネルギーをピッタが行う
カパ・ドーシャの役割
●油性・冷性・重性・緩慢性・粘着性
●安定性を与える生命エネルギー(結合)
●細胞を結合させ、油性で組織をしっかりさせ、生命を維持しその
形をつくる。
●身体に重さを与えて安定させ成長させる。体力、忍耐力、寛容、
頑固な精神を与える